モネタはスキャルピングOK!でも基準があるよ。プロップファームってそもそもスキャルピングに厳しいとこあるけど、なんで?
MONETAのスキャルピングは30秒超が基本の目安。短い決済が混ざる場合との違い、禁止されるHFT・ティックスキャルピング、プロップ各社が短期売買に条件を設ける理由を、モネタくんと整理します。
はぁいみなさん今日もこんにちは!心は常夏でありたい男、NATSUKIです。
今日はスキャルピングのお話。 ポジションとは短いお付き合いでも、みなさんとは末永くお付き合いしたいと思っております。
急に重いですね。 保有時間の話をする前から長期契約を迫ってしまいました。
さて、短い時間で入って、利益を取って、出る。
シュッ。 チャリン。
理想ですね。
現実は、
シュッ。 ビッ。 ビッ。 ビッ。
温めているのは損失です。 冷ましたい。
「MONETAってスキャルピングできるの?」
できます。
ただし、ここで記事を閉じようとした方。 待ってください。
スキャルピングOKにも、ちゃんと基準があります。
夏木のプロップ歴からしてここを明示してない業者が多い気がします。 気になって安心して取引できませんよね。
おいちゃんと書け?
今日はそこを整理しながら、そもそもプロップファームが短時間の取引に厳しいことがある理由もお話しします。
MONETAのスキャルピング、目安は?
MONETA MANIAで掲載している、これまでの運営確認に基づく案内は、次のとおりです。
- 通常の保有時間は、30秒超が目安。
- 10〜30秒以下の短時間取引に依存する戦略は認められません。
- 大半の取引が30秒超であれば、時々10秒未満で決済する取引が混ざることは認められます。
ここ、ちゃんと分けて読んでくださいね。
「短く決済した取引がある」
と、
「短く決済することに依存した戦略である」
は、同じ扱いではありません。
たとえば、普段は数分かけて取引しているけれど、入った直後に相場が急変して、数秒で損切りになった。
こういう取引が一度あったことと、数秒の売買をひたすら繰り返して利益を積むことは、区別して考える必要があります。
短い決済が混ざっただけで、一律に禁止になるという説明ではない。
ここが大事。
なお、この秒数は運営確認ベースの案内です。公開規約に「すべての取引を必ず30秒超持つ」という一律の最低保有時間が書かれている、という意味ではありません。
秒数の説明と、規約上の禁止手法は分けて読みましょう。
MONETA MANIAの禁止取引・スキャルピング案内を見る

じゃあ31秒持てば何をやってもいい?
いいえ。
出ました。 ルール界の「ただし」。
こいつ、毎回います。 旅行の予約画面にもいるし、送料無料の下にもいる。
MONETAの公開規約では、ティックスキャルピング、HFT、価格や取引システムの遅延を悪用する戦略などを禁止しています。実際の市場では再現・継続できない取引や、シミュレーションの約定方式を悪用する取引も禁止対象です。
つまり、
「31秒待ちました!」 「なのでシステムの穴を使っても合法です!」
とはなりません。
31秒は無敵時間ではありません。 マリオでもそんな長く光りません。
保有時間だけで、取引の中身まで全部OKになるわけではない。
ここもセットで覚えてください。
そもそも、なんでプロップは短期売買に厳しいの?
まず、スキャルピング自体を認めている会社もあります。
たとえばFundedNextも、通常のスキャルピングは許可しつつ、ティックスキャルピングは禁止しています。なので「プロップではスキャルピング全部ダメ」とまとめると、話が雑になります。
では、何を気にしているのか。 各社の公式説明から整理すると、大きくは次のような理由が見えてきます。
① 相場を読む力と、システムの隙を拾うことを区別したい
相場を分析して、
「ここで反発しそう」 「この節目を抜けたら伸びそう」
と判断して、短時間で売買する。
一方で、
「こっちの価格更新が遅れているから、その隙に注文する」
という取引もあります。 後者は、価格配信や約定の仕組みにある隙を利用するものです。
FTMOも、実際の市場で利用できるような取引習慣を評価することと、操作的・悪用的な行為からサービスを守ることを、禁止ルールの目的として説明しています。
夏木の理解としては、
「相場でどう判断したかを見たいのに、システムの抜け道で結果が変わると、評価が難しくなる」
ということです。
料理の試験で、完成した隣の人のオムライスを持ってきたら困りますよね。
いや、持ってこないでください。 卵が破れます。
問題そこじゃない。
② シミュレーションの利益が、そのまま現実で再現できるとは限らない
短い時間で、ごく小さな値幅を取る戦略ほど、約定価格の少しの違いが結果に響きます。
表示されていた価格。 注文が届いたタイミング。 実際に成立する価格。
ここに差があれば、想定した利益が消えることもあります。
MONETA自身も、提供する口座はシミュレーションであることを明記しています。また、その約定にはスプレッド、遅延、スリッページなど、市場の動きを反映する場合があると説明しています。
だから、画面上の特殊な条件でしか成立しない取引を、継続的な実力と同じようには扱えない。
これが、公式規約を読むうえでの一つのポイントです。
ちなみに、
「プロップは全部、あなたの注文をそのまま実市場へコピーしている。だから秒スキャが禁止」
という説明も、ひとまとめにはできません。
少なくともMONETAの利用者向けプログラムは、規約上シミュレーション取引です。そこは混ぜずに理解しましょう。
③ 注文や取消しの集中が、システムの負担になる
大量の注文。 変更。 取消し。 また注文。
このような高頻度の操作は、取引システムに負担をかける場合があります。
FundedNextは、ティックスキャルピングを禁止する理由の一つとして、取引や取消しの高頻度な実行によるサーバー負荷を挙げています。
出典:FundedNext公式・ティックスキャルピングを禁止する理由
もちろん、普通に裁量でスキャルピングしている人が、全員サーバーを困らせているという話ではありません。
夏木が焦って決済ボタンを押しただけで、どこかのサーバー室から煙が出るわけではない。
それはもう家電です。 修理してください。
「30秒待つために損切りを遅らせる」は違うよ
ここは言っておきたい。
「まだ30秒たっていないから、損切りを我慢しよう」
と考えるのは、本末転倒です。
先ほどの運営確認ベースの案内では、時々短時間の決済が混ざることと、短時間取引に依存する戦略は分けて説明されています。
秒数だけを整えるために、損失を広げる方向へ取引を変える必要はありません。
一方で、
「自分の戦略は、ほとんどの取引が数秒で終わることを前提にしている」
のであれば、MONETAの案内との相性を確認する必要があります。
毎回ストップウォッチを見ながら31秒まで耐える。
それはもう、あなたの得意な取引から別の競技へ移動しています。
トレーダーとして来たのに、気づいたら電子レンジの残り時間を見守る係です。

夏木が伝えたいこと
MONETAでは、スキャルピングは可能です。
ただし、
通常は30秒超を目安にし、短時間取引に依存する戦略や、HFT・ティックスキャルピング・遅延悪用などの禁止手法を避ける。
そして、取引時間とは別に、そのプランのDD、含み損制限、ニュース取引などの条件も守る必要があります。
「スキャルピングOK」の一言だけで口座を選ぶより、
自分の取引が、どんな条件で利益を出しているのか。
ここまで見ておくと、ルールとの相性を考えやすくなります。
数秒で決済する人も。 数分待つ人も。 数時間じっくり持つ人も。
得意な時間軸はそれぞれです。
夏木は含み損を見ているときだけ、一秒が異常に長くなります。
あれ何なんでしょうね。 物理学の方、お願いします。
速く利益を取るのはいい。
でも、ルールを読み飛ばす速度まで上げなくていいんです。
口座は長く。 利益はこつこつ。 夢はでっかく。
それでは! お腹いっぱい夢いっぱい、確率のその先でまたお会いいたしましょう。せんきゅうせんきゅう。
※2026年10月16日執筆。秒数の目安はMONETA MANIA掲載の運営確認内容に基づき、公開規約の禁止事項と区別して説明しています。取引時には、ご自身の口座に適用される最新条件をご確認ください。
文:Natsuki


